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大人が輝ける社会2「和太鼓」|サクッと読める短編読み物

  • 2023年8月21日
  • 読了時間: 2分

彩葉D&Wの理念の1つが、人生100年時代の今、「大人が輝ける社会」を応援すること。

InstagramやThreadsに合わせた「サクッと読める短編読み物+デザイン+写真(たまにイラスト)」で、大人が輝ける社会を応援していきます。



和太鼓


諏訪大社で立派な和太鼓を見掛けた。


神社の和太鼓は神事に使うための厳かなものだけど、私の脳裏に浮かんだのは中学時代の苦い思い出だった。


学校の行事のときに選ばれて、学年の代表で和太鼓を叩いたことがある。


目立つとその分の反動があって、一部の人から影口を叩かれたり、おかしな噂を立てられたりして傷つくことになる。


これは社会人になってからもずっと続く私の人生の課題のようなもので、「出る杭は打たれる」というものだ。


突き抜ければ打たれないのだけれど、何事にも突き抜けられない私は、でもちょっとだけ出てしまうから具合が悪い。


叩かれる度に傷いついて、どこまでなら出ていいのか周りの反応を伺って、また少しだけ出てしまっては打たれる。


打つ人はほんの一握りなのだから気にしなければいいと思うのだが、それができるほど強くはない。


でもずっと、「いつか、誰からも打たれないくらいに突き抜けてみたい」と思ってきた。


そろそろ人生を折り返した年齢になったが、始めるのは誰にだって、何歳からでも出来ること。


40代の「いつか」は「」だ。



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